APスクリューを用いないDTO(Interlocking DTO)における粗面骨切り部の骨癒合の検討

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説明

<p>【背景】OWDTOは術後の膝蓋骨低位や膝蓋大腿関節圧の上昇を起こさず,OWHTOにみられた膝蓋大腿関節の変性を予防できる.しかしながらOWDTOは粗面下骨切り部をAP screwで固定する必要があり,後方の膝窩動脈を損傷する可能性がある.Interlocking OWDTO(IL-DTO)はOWDTOの利点をそのままにAP screwを使用せず粗面部骨切り部を固定する方法である.【目的】IL-DTOの粗面骨切り部の骨癒合を検討すること.【対象と方法】2023年8月から2024年2月まで施行したIL-DTO群(I群)11膝およびAP screwを用いた従来のOWDTO群(C群)9膝の粗面骨切り部の骨癒合を術後3ヶ月・6ヶ月のCT検査にて評価した.X線評価として術前・術後のHKA,脛骨後傾も比較・検討した.【結果】両群とも良好な矯正がなされており,また粗面骨切り部の骨癒合も3ヶ月で8割,6ヶ月では全例が癒合していた.【考察】IL-DTOは早期の骨癒合に良好な固定性が得られることが示唆された.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390867278054386304
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.74.189
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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