Over-the-Counter drugであるデキストロメトルファン大量服薬によるセロトニン症候群の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of serotonin syndrome induced by an overdose of over-the-counter dextromethorphan
公開日
2026-01-15
DOI
  • 10.11258/jjghp.38.27
公開者
一般社団法人 日本総合病院精神医学会

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説明

<p>デキストロメトルファン(dextromethorphan,DXM)は古い歴史を有する非麻薬性の中枢性鎮咳薬である。N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体拮抗作用を有し,多幸感や気分高揚感等を引き起こすため,以前から乱用されていた。本邦では2021年にDXMは処方箋の不要なover-the-counter drug(OTC薬)として認可されたことから,その乱用が流行している。またDXMはserotonin-norepinephrine reuptake inhibitors(SNRI)作用も有しており,その使用でセロトニン症候群が発生すると報告されている。今回われわれはエスシタロプラム,トラゾドン内服中の10歳代前半女性がDXMの大量服薬によりセロトニン症候群を発症した症例を経験した。われわれはDXMがSNRI作用を有していることを理解していたことから,迅速かつ的確にセロトニン症候群と診断し治療を開始することができた。現在,若年層でOTC薬の乱用が流行しており,DXMはその中核をなしている。そのため総合病院精神科医師はDXMの作用機序について十分に理解し,DXM乱用時にはセロトニン症候群の発生にも十分に留意すべきである。</p>

収録刊行物

  • 総合病院精神医学

    総合病院精神医学 38 (1), 27-31, 2026-01-15

    一般社団法人 日本総合病院精神医学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390870529360677760
  • DOI
    10.11258/jjghp.38.27
  • ISSN
    21864810
    09155872
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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