地域メディカルコントロール協議会における救急隊の12誘導心電図記録と伝送の実態調査
-
- 野々木 宏
- 静岡県立総合病院 集中治療センター
-
- 安田 康晴
- 広島国際大学 保健医療学部
-
- 今井 寛
- 三重大学医学部附属病院 救命救急・総合集中治療センター
-
- 太田 祥一
- 医療法人社団親樹会 恵泉クリニック
-
- 小澤 和弘
- 愛知医科大学病院 災害医療研究センター
-
- 木下 順弘
- 国立病院機構大阪医療センター 集中治療部
-
- 小林 誠人
- 公立豊岡病院組合立豊岡病院 但馬救命救急センター
-
- 高階 謙一郎
- 京都第一赤十字病院 救命救急センター
-
- 森村 尚登
- 東京大学大学院医学系研究科 救急医科学
-
- 山野上 敬夫
- 県立広島病院 救命救急センター
-
- 山村 仁
- 大阪府立中河内救命救急センター
-
- 脇田 佳典
- 和歌山県消防学校
-
- 横田 順一朗
- 地方独立行政法人堺市立病院機構
書誌事項
- タイトル別名
-
- A survey on prehospital 12-lead electrocardiogram recording and transmission in the Regional Medical Control Council
この論文をさがす
抄録
<p> ST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)の発症から再灌流療法までの時間を短縮するためには,病院前12誘導心電図記録の病院への事前伝達が有効であり,ガイドライン勧告がなされている.ガイドライン勧告の実践がなされているか救急隊による12誘導心電図記録と伝送の実態を把握するため,全国地域メディカルコントロール(MC)協議会251団体へのアンケート調査を実施した.回答率は96%で救急隊による12誘導心電計を搭載しているのは82%と高率であったが,全車両に搭載しているのは28%と低率であった.12誘導心電計を搭載している196団体のうち,電話による病院への事前伝達を行っているのは88%と高率であったが,伝送しているのは27%と低率であった.本アンケート結果から,ガイドライン勧告の実践を実現するためには,12誘導心電計の搭載とともに,地域MC協議会を中心とした救急隊と病院群との連携,プロトコル作成や心電図検証が必要であり,それには救急医とともに循環器医の地域MC協議会への関与が必要であると考えられる.</p>
収録刊行物
-
- 心臓
-
心臓 51 (8), 800-805, 2019-08-15
公益財団法人 日本心臓財団
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1391130851441447040
-
- NII論文ID
- 130007930745
-
- ISSN
- 21863016
- 05864488
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可