ファジィ論理文に基づくファジィエントロピー

  • 荒木 智行
    広島工業大学 工学部 電子情報工学科 広島工業大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻
  • 鈴木 貴
    広島工業大学 工学部 電気システム工学科 広島工業大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻
  • 大橋 由侑
    広島工業大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻
  • 前田 俊二
    広島工業大学 工学部 電子情報工学科 広島工業大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Fuzzy Entropy Based on Fuzzy Logical Sentences
  • ファジィ ロンリブン ニ モトズク ファジィエントロピー

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説明

<p>uncertainty <tt>には,</tt>randomness, vagueness, ambiguity <tt>など,複数の不確実さを伴う概念が含まれている.これらの概念に対するファジィ情報量やエントロピーを与える試みがなされてきている.まず</tt>randomness <tt>に関して</tt>C.E.Shannon <tt>により数学的な枠組みが完成された.その後,</tt>L.A.Zadeh <tt>によりファジィ理論が創始され,</tt>randomness, vagueness, ambiguity <tt>を扱う様々な研究されてきた.ファジィ情報の情報量やエントロピーについては</tt>randomness <tt>と</tt>vagueness <tt>については研究がなされてきているが,明示的に</tt>ambiguity <tt>を扱っている理論は,筆者らの知る限り無い. ファジィ理論において</tt>Computing with Words<tt>(</tt>CW<tt>)が盛んに研究され,有用性は広く知られている.情報表現としての言葉(</tt>Word<tt>)は,人間の主観のみならず,複数の人間で共有する知識や常識なども表現できる.本研究では,ファジィ論理文という複数の言葉(</tt>Word<tt>)を「でない(</tt>NOT<tt>)」,「かつ(</tt>AND<tt>)」,「または(</tt>OR<tt>)」で連結したメッセージを通信する場合の「あいまいさの情報量」「あいまいさのエントロピー」を提案している.本研究での提案はファジィ論理文の持つ</tt>ambiguity <tt>の情報量とエントロピーを表現するものである. </tt></p>

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