後側方アプローチと共同腱温存後方アプローチでのステムアライメントの比較

説明

<p>【はじめに】人工骨頭挿入術において従来の後側方アプローチ(PL)と共同腱温存後方アプローチ(CPP)でステムアライメントを比較検討した.【対象】VLIANステムを用いて人工骨頭挿入術を行った44股を対象とした.PL群27股,CPP群17股において手術時間,術中出血量,ステムアライメントを比較した.【結果】手術時間はPL群平均72.2分,CPP群平均59.8分,術中出血量はPL群平均133.4ml,CPP群平均99.8mlであった.ステムアライメントは正面像/軸射像でPL群96%/93%,CPP群94%/100%が中間位挿入となっていた.【考察】CPPは共同権および後方間接法の一部を温存することで関節安定性を高めるがPLと比較してステム挿入性が悪くなることが危惧される.近位外側をラウンドした形状のVLIANステムは挿入性を高めることが可能で,CPPでも良好なステムアライメントが期待できる.</p>

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