外側型変形性膝関節症に対する人工膝関節単顆置換術(UKA)の治療成績

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抄録

<p>【緒言】外側型変形性膝関節症に対し人工膝関節単顆置換術(UKA)を行ったので,治療成績について報告する.【対象と方法】2014年2月から2017年6月までにUKAを実施し,2年間以上の経過観察を行った7例7膝を対象とした.手術時平均年齢は71.7歳.使用した人工関節はZimmer社のZimmer Uni 3例及び京セラ社のTribrid 4例である.術後平均経過観察期間は38ヶ月であった.【結果】術前立位大腿脛骨角(FTA)平均170.2度から術後平均174度へ術前内側基準 %MA平均67.2%から術後平均52%となった.脛骨コンポーネント設置角度は平均外反1.2度,術前後傾平均8.8度から術後平均6.1度となった.可動域は術前平均118度から術後122度に膝関節JOAスコアは術前63点から術後82点となった.1例脛骨コンポーネント周囲の骨透亮像を認めたが,臨床成績には影響を認めなかった.【結語】外側型変形性膝関節症に対する人工膝関節単顆置換術は有効な治療法である.</p>

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