離岸流検出のための画像平均化の適切な解析時間の検討

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タイトル別名
  • INVESTIGATION OF SUITABLE ANALYSIS PERIOD OF TIME FOR IMAGE AVERAGING TO DETECT RIP CURRENT
  • リガンリュウ ケンシュツ ノ タメ ノ ガゾウ ヘイキンカ ノ テキセツ ナ カイセキ ジカン ノ ケントウ

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抄録

<p> 我が国の溺水事故の主要因は離岸流であり,離岸流を視認することの難しさから,溺水の自然要因の40%以上を占める.一方,離岸流の調査方法として画像平均化がある.画像平均化は,長期間にわたって離岸流の発生を調べることができるが,膨大な画像データを処理する必要があり,離岸流を検出するのに,何分間の画像を平均化するのが適切なのかは,これまで明らかにされていない.そこで本研究では,千葉県御宿中央海水浴場に設置された定点カメラの撮影画像を用いて画像平均化の適切な解析時間について探索的に調べた結果,H1/3=0.7m, T1/3=6.6s,H1/3=0.5m, T1/3=7.4s,H1/3=0.6m, T1/3=6.9sの波浪条件において,突発的に発生する離岸流を検出する場合は1, 2, 3, 4分,定常的な離岸流を検出する際は15, 25, 30, 40, 80分の解析時間が適切であることが分かった.</p>

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