書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY ON DRIFTING DISTANCE AND ANCHORING POSITION OF SHIPS IN TOKYO BAY AT TYPHOON NO. 15 AND 19 IN 2019
- 2019ネン タイフウ 15,19ゴウジ ノ トウキョウワン ニ オケル センパク ノ ヒョウリュウ キョリ ト テイハク イチ ニ カンスル ケンキュウ
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説明
<p> 本研究では,台風時における船舶の漂流予測精度向上を目的とし,2019年台風15, 19号時に東京湾に所在していた船舶の規模と移動距離の関係性を整理し,数値解析による衝突船舶の規模,移動距離,風場から停泊位置を変えた場合の検討を行った.AISデータ分析からは,船舶規模が小さいほど漂流距離が長い傾向がみられた.一方で数値解析においては概ねの漂流方向,衝突地点は再現できたものの,漂流の時々刻々の軌跡については再現に至らなかった.平均風速,風向きについては計算上再現されていることから,局所的な風が影響していると推測され,漂流予測精度向上のためには,地形の影響等による局所的な風場の再現性の確保が重要と考えられる.また,停泊位置を変えた場合の検討では,当時の漂流距離,風場を考慮すると衝突は免れる結果となった.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集B2(海岸工学)
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土木学会論文集B2(海岸工学) 76 (2), I_853-I_858, 2020
公益社団法人 土木学会