コロナウイルスにおける個人情報とプライバシーに関するオンライン授業での実践

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抄録

<p>今回は高等学校学習指導要領解説(情報編)1) の「(3)情報社会の課題と情報モラル」において「知的財産や個人情報の保護などについて扱い,情報の収集や発信などの取り扱いに当たっては個人の適切な判断が重要であることについても扱うこと。」とあることから「個人情報とプライバシー」を主に取り上げた.さらに,現在,コロナウイルスにより世界各国では,氏名や住所,行動履歴などを含む行動履歴を政府が管理するケースもあった.それにより感染者の感染経路の把握や感染者の予測,コロナウイルスのワクチン研究などコロナ対策に役立てられた.しかし,日本においては個人情報の問題からコロナウイルスに関する個人情報を収集することができず,状況を把握ことが難しく,感染が広がっている.そこで本実践での目的を「コロナにおける情報社会を個人情報(個人情報の活用から個人情報の漏洩により悪用・誤用,サイバー犯罪による被害などの危険性を含む)という側面から理解し,自分なりの考えを持つ」とした.授業構成としては,授業前資料配布2回とオンライン授業(GoogleMeet)を2回で行なった.事前アンケートで「コロナのような状況下において、個人データを使った行動の管理・制約に協力ができるか?」を含む複数の質問を行い,オンライン授業ではJamboardを用いてそれぞれの意見を共有し,その後,コロナにおける個人情報に関する動画を視聴し,再度同じ問いを投げかけ,生徒の意見の変容をテキストマイニングにより観察した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1391130851452355200
  • NII論文ID
    130007927106
  • DOI
    10.20755/jsdtpr.9.0_55
  • ISSN
    24326127
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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