理科教育におけるネイチャージャーナリングの活用の検討−アメリカの初等・中等教育段階の環境教育事例をもとに−
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- 山本 容子
- 筑波大学人間系
書誌事項
- タイトル別名
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- Utilization of Nature Journaling in Science Education:Based on case studies of environmental education at the primary and secondary education stages in the United States
説明
<p>アメリカの初等・中等教育段階の科学教育と関連づけた環境教育におけるネイチャージャーナリングの活用の特徴として,以下の点が挙げられる.1点目は,学校内における花壇,菜園の設置等,ネイチャージャーナリングのための環境整備である.2点目は,定期的で継続的なネイチャージャーナリングの時間の確保である.3点目は自然観察記録のみならず,人間と自然との関わりについての議論で考えたことなども含めた多様な記録である.これらの特徴は,日本の理科教育における自然観察活動や記録方法とも共通点が多いが,日本でもアメリカの実践のように,理科を主とした,人間と自然との関わりに関する全ての学習活動における描画や記述を,個人の冊子に継続的に記録することで,より一層,自然体験活動への意欲が高まり,子供たちが自分と自然との関わりについて考える機会が増える可能性がある.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会年会論文集
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日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 527-530, 2020
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391130851452644224
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- NII論文ID
- 130007945573
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- ISSN
- 24332925
- 09134476
- 21863628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可