成長期男子サッカー選手の発育時期における下肢筋群の柔軟性および関節弛緩性の特徴

DOI
  • 倉坪 亮太
    北里大学北里研究所病院診療技術部リハビリテーション技術科 順天堂大学大学院医学研究科スポーツ医学
  • 渡邊 裕之
    北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科
  • 増間 祥弘
    北里大学病院リハビリテーション部
  • 吉本 真純
    帝京平成大学健康メディカル学部理学療法学科
  • 宗像 良太
    北里大学北里研究所病院診療技術部リハビリテーション技術科
  • 高澤 祐治
    順天堂大学大学院医学研究科スポーツ医学

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of Lower Muscle Flexibility and Generalized Joint Laxity at Around Age of Peak Height Velocity in Adolescent Male Soccer Players

この論文をさがす

抄録

<p>【目的】成長期男子サッカー選手の下肢筋柔軟性と関節弛緩性の特徴を明らかにすること。【方法】対象は中学1 年男子サッカー部員のうち,過去の身長データが得られ,疼痛のない33 例とした。身長,体重, 下肢筋群の筋柔軟性(ハムストリングス,大腿四頭筋,腓腹筋),関節弛緩性を測定した。身長データからAge of Peak Height Velocity(以下,APHV)を算出し,APHV と暦年齢の差を成熟度指数とした。成熟度指数が–6 ~0 ヵ月の者をG1,0 ~6 ヵ月後の者をG2,6 ~12 ヵ月後の者をG3 に群分けし,筋柔軟性,関節弛緩性を3 群間で比較した。【結果】GI 群9 例,G2 群12 例,G3 群12 例であった。軸脚腓腹筋の筋柔軟性はG1 がG2 と比較して,関節弛緩性スコアはG1 がG3 と比較して有意に低かった。【結論】APHV 前の軸脚腓腹筋の筋柔軟性と関節弛緩性は APHV 後よりも低かった。</p>

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 47 (6), 568-576, 2020

    日本理学療法士学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ