ラジカル共重合反応により誘起されるポリジメチルシロキサン系ゲル中の相分離構造

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タイトル別名
  • Phase Separated Structure of Poly(Dimethyl Siloxane) Gel Generated by Radical Copolymerization

抄録

コンタクトレンズ素材の中でも、素材への生体適合性を付与する親水性成分と高酸素透過性を付与する疎水性(シリコーン)成分からなるシリコーンハイドロゲルは、相分離構造を有すること、そのサイズが素材特性として重要であることが確認されている。今回、超小角、小角X線散乱法により詳細なサイズ測定を含む構造解析を行った。ハイドロゲル内部にはナノスケールの相分離構造が形成していることを確認でき、その相分離スケールが大きい方がレンズとしての高性能化に関与していることが明らかとなった。しかし透明性を維持するには、100 nm程度の相分離構造に制限することも重要である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1391131406305916672
  • NII論文ID
    130007969198
  • DOI
    10.18957/rr.2.1.31
  • ISSN
    21876886
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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