COVID-19対応から学ぶ教育・研究活動

  • 辻 佳子
    東京大学環境安全研究センター
  • 小安 重夫
    理化学研究所生命医科学研究センター 慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室
  • 富田 賢吾
    名古屋大学環境安全衛生管理室
  • 大島 義人
    東京大学大学院新領域創成科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Education and research activities learning from COVID-19 Pandemic
  • COVID-19 タイオウ カラ マナブ キョウイク ・ ケンキュウ カツドウ

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説明

<p>新型コロナウイルス感染症は国内のみならず、全世界に関係する問題である。感染しない・させないための基本的対策が重要であることは論を待たないが、一方で、大学の基本的な使命のひとつである教育・研究機能を充分果たすためには、単にコロナの収束を待つだけではなく、研究のアクティビティを維持しつつ、コロナ感染リスク対策をどのようにバランスさせるかを考えることが必要である。また、コロナ感染症対策として研究活動の時間的空間的な分散を余儀なくされることは、実験室のリスクの複雑多様化の要因となり、その際の安全管理や健康管理についても、研究現場の状況に合わせて検討していかなければならないし、またその方法は、状況に合わせて変化していくものである。「大学が大学であるため」に、第一波の経験から学んだ環境安全に関わる知識と考察力を活かして、日々変化する状況に適切かつ合理的に対応するコロナリスクとの共生策が急務であると考える。</p>

収録刊行物

  • 環境と安全

    環境と安全 11 (3), 51-55, 2021-01-15

    大学等環境安全協議会

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