酸化物によるAs(Ⅴ)吸着のロバストな予測モデル

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タイトル別名
  • Robust prediction model of As(V) adsorption on oxide minerals

抄録

<p>地下水や土壌のヒ素汚染は重要な環境問題の1つである。Fukushi and Sverjensky (2007)では報告される様々な酸化物へのAs(V)吸着実験データを拡張三重層モデル(ETLM)によりモデル化し平衡定数を抽出した。本来同一の鉱物種への吸着反応の平衡定数は同じ値を示すべきである。一方、この解析では、異なる先行研究により行われたGoethiteに対するAs(V)吸着反応の平衡定数は異なる値を示していた。この不一致は、ETLMのフレームワークに問題があることを示唆している。この研究ではETLMパラメータの一つである外層キャパシタンスの数値に経験的な定数を適用していた。一方、最近Kitadai et al (2018)では、外層キャパシタンスの数値を内層キャパシタンスと同一の値を用いることで、分光的な観測結果と調和的な吸着反応を予測できることを報告している。そこで本研究では先行研究に報告される様々な酸化物へのAs(V)吸着データを新しいフレームワークにより再解析した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1391131406309754112
  • NII論文ID
    130007977186
  • DOI
    10.14862/geochemproc.67.0_101
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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