エジプト,アブ・シール南丘陵遺跡集団埋葬墓出土ガラス製ビーズの非破壊オンサイト蛍光Ⅹ線分析 ~古代エジプト最古級のガラスはどこで作られたか~
書誌事項
- タイトル別名
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- Provenancing of Glass Beads Excavated from an Intact Multiple Burial at Northwest Saqqara by Nondestructive Onsite X-ray Fluorescence Analysis
抄録
<p>エジプト,サッカラ北西に位置するアブ・シール南丘陵遺跡において,古代エジプト第2中間期末期から新王国時代初期(前16世紀前半)に年代づけられる未盗掘の集団埋葬が発見され,100点を超えるガラス製ビーズが出土した。ガラスの生産は前3千年紀のメソポタミアで開始され,古代エジプトにその技術が伝わったのは新王国時代第18王朝中期(前15世紀中期)だとされる。本研究ではエジプト最古級のガラス製品であるこのビーズに着目し,可搬型の蛍光X線分析装置をエジプト現地の収蔵庫に持ち込んで,非破壊オンサイトでの化学組成分析を実施し,生産地について考察した。原料由来で混入する微量元素などに基づいた解析の結果,これらのガラス製ビーズはメソポタミアで作られたものである可能性が高いと結論づけられた。</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 190-, 2020
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391131406309795328
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- NII論文ID
- 130007977250
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可