市販味噌に混入させた大腸菌O157の消長

DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 HANDLE Web Site ほか1件をすべて表示 一部だけ表示 参考文献5件
  • 細谷 幸恵
    農研機構 食品研究部門 食品安全研究領域 九州工業大学大学院 生命体工学研究科 生体機能応用工学専攻
  • 川崎 晋
    農研機構 食品研究部門 食品安全研究領域
  • 前田 憲成
    九州工業大学大学院 生命体工学研究科 生体機能応用工学専攻
  • 稲津 康弘
    農研機構 食品研究部門 食品安全研究領域

書誌事項

タイトル別名
  • Fate of <i>Escherichia coli </i>O157 Spiked into Commercially Available Fermented Soybean Paste (miso)
  • シハン ミソ ニ コンニュウ サセタ ダイチョウキン O157 ノ ショウチョウ

この論文をさがす

抄録

<p>味噌に混入させた大腸菌O157の消長を明らかにするために,市販味噌24検体を対象に複数の保存試験区(5,10,20,30 °C)における大腸菌O157生菌数の変動を寒天平板法およびMPN法により観察した.全保存試験区において,味噌混入下の大腸菌O157は増殖することなく段階的に死滅し,その死滅速度と味噌原料(米,麦,大豆)に関連は見られなかった.一方,味噌検体の水分活性値が大腸菌O157の死滅速度に影響を与える可能性を示した.本結果により,大腸菌O157が意図せず味噌に混入した場合であっても,常温での流通,保存の期間に死滅することから,そのリスクは実質的に無視しうるものであると推察された.</p>

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ