市販味噌に混入させた大腸菌O157の消長
書誌事項
- タイトル別名
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- Fate of <i>Escherichia coli </i>O157 Spiked into Commercially Available Fermented Soybean Paste (miso)
- シハン ミソ ニ コンニュウ サセタ ダイチョウキン O157 ノ ショウチョウ
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抄録
<p>味噌に混入させた大腸菌O157の消長を明らかにするために,市販味噌24検体を対象に複数の保存試験区(5,10,20,30 °C)における大腸菌O157生菌数の変動を寒天平板法およびMPN法により観察した.全保存試験区において,味噌混入下の大腸菌O157は増殖することなく段階的に死滅し,その死滅速度と味噌原料(米,麦,大豆)に関連は見られなかった.一方,味噌検体の水分活性値が大腸菌O157の死滅速度に影響を与える可能性を示した.本結果により,大腸菌O157が意図せず味噌に混入した場合であっても,常温での流通,保存の期間に死滅することから,そのリスクは実質的に無視しうるものであると推察された.</p>
収録刊行物
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- 日本食品科学工学会誌
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日本食品科学工学会誌 67 (10), 376-383, 2020-10-15
公益社団法人 日本食品科学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391412326419371392
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- NII論文ID
- 130007934533
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- NII書誌ID
- AN10467499
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- ISSN
- 18816681
- 1341027X
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- HANDLE
- 10228/00008494
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- NDL書誌ID
- 030684247
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可