書誌事項
- タイトル別名
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- Promotion of information provision behavior to prevent fraud
- Focusing on the sense of association with local communities and marital relationships in normal times
- 平時の地域および夫婦の関わりに焦点をあてて
説明
<p>特殊詐欺抑止において,市民が特殊詐欺と思われる事案に遭遇した場合に,その事実を迅速に他者に伝えることの有効性が指摘されている.そこで本研究は,詐欺電話等の接触があった際に,警察,行政,地縁組織,近隣住民に対する市民の情報提供意図を高める要因を明らかにすることを目的とした.特に,情報提供行動と平時における備えを検討するために,日常の地域や家族との関わりが情報提供行動を促進する可能性を検討した.特殊詐欺における情報提供行動が期待できる世帯類型である高齢者夫婦のみ世帯を対象とする質問紙調査を行い,874世帯の夫婦それぞれから回答を得た(n=1748).マルチレベルSEMによる分析を行い,情報提供の意図を高める心理プロセスのモデル検証した.その結果,平時におけるまちづくりへの参加意識が情報提供意図を高め,また夫婦間のコミュニケーションがまちづくりへの参加意識を高める可能性があることを明らかにした.</p>
収録刊行物
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- 都市計画論文集
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都市計画論文集 55 (3), 858-863, 2020-10-25
公益社団法人 日本都市計画学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391412326419848064
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- NII論文ID
- 130007930131
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- ISSN
- 21850593
- 09160647
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可