骨髄学のすゝめ

書誌事項

タイトル別名
  • Marrowlogy: a key aspect for the deep understanding of clinical hematology
  • 骨髄学のすゝめ : 血液臨床の理解を深める臓器連関理論
  • コツズイガクノス ヽメ : ケツエキ リンショウ ノ リカイ オ フカメル ゾウキ レンカン リロン
  • —血液臨床の理解を深める臓器連関理論—

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抄録

<p>進化過程を経て哺乳類が獲得した骨髄は,骨組織の内部に存在する。これまでの研究により,骨組織は骨髄造血システムと深い機能的連関をもつことが明らかとなっている。骨芽細胞系列は未分化造血細胞の微小環境を形成し,分化した造血細胞は骨代謝システムに必須の役割を担っている。骨組織や骨髄をそれぞれ独立した臓器とみなし,神経系やその他の臓器も含めた臓器連関のひずみに注目することで,血液臨床事象だけでなく体全体を説明していく新たな学問として,「骨髄学」を提唱する。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 61 (9), 1058-1063, 2020

    一般社団法人 日本血液学会

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