洪水氾濫解析における非矩形領域ネスティング計算法の適用

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICATION OF A NESTED APPROACH TO A FLOODING SIMULATION WITH NON-RECTANGULAR DOMAIN

抄録

<p> 本研究は矩形領域ネスティングの課題を整理し,非矩形領域ネスティングの適用性を解析結果への影響と計算効率の二つの観点から評価した.従来の矩形領域ネスティングでは,特に河川沿いの集落を対象にする場合にネスティング解析範囲の指定が難しいため,既往研究で非樺造格子の解析に適用されていた非矩形領域を描造格子の解析に応用した.研究対象地域をバングラデシュの北部Gaibandha県とし,特に浸水が頻発していたUdakhali村周辺をネスティング領域とした.上下流瑞に観測水位を与え,121日間の計算を行うことで,手法の適用性を評価した.矩形・非矩形領域ネスティング計算による解析結果を浸水域,浸水深時系列で比較し,矩形・非矩形の接続方法の違いで,解析結果に大きな差異がないこと,全体に密格子を適用した参照計算とネスティング計算結果の比較でも大きな差異が生じていないことを確認した.</p>

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