5Gネットワークにおける自律学習を用いた低遅延スイッチング技術
書誌事項
- タイトル別名
-
- Low-Latency Switching Technology Using Autonomous Learning for 5G Network
説明
第五世代移動通信システム(5G)では,ネットワークの効率的な利用のため,モバイルフロントホール(MFH)のパケットネットワークへの統合が検討されている.しかし,MFH系トラヒックは遅延にセンシティブなため,パケットネットワークにおいて低遅延を実現できるIEEE802.1-Time Sensitive Networking (TSN)などの技術が注目されている.我々は,TSNの一つであるIEEE802.1Qbv方式(TAS: Time Aware Shaper)に着目し,同方式のタイミング設定・維持が困難であるという課題をスイッチ自身が自律的に学習・補正することにより解決するIntelligent TAS (iTAS)方式を提案する.また,ホワイトボックススイッチへのソフトウェア試作や,FPGAへのハードウェア実装により,本方式の実用性についての実機検証を行う.その結果,ソフト・ハード実装のいずれにおいても低遅延化効果があることを示し,特にハード実装においては,5GのMFH環境に適用できる程度の性能が得られることを明らかにする.
収録刊行物
-
- 電子情報通信学会論文誌B 通信
-
電子情報通信学会論文誌B 通信 J103-B (12), 634-643, 2020-12-01
電子情報通信学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1391412326428982016
-
- ISSN
- 18810209
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可