化学物質の環境影響を二次元的に検討する実験教材の開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of the Experiment Teaching Materials Examining Environmental Effects in Two Dimensions of the Chemical Substance
抄録
<p>化学物質の環境影響を体感的に感じ取れる種子発芽・生長観察実験系を開発し,金属イオンや中性洗剤の環境影響を観察する授業を実践してきた.また,抗菌薬がその作用機序の差に応じて,種子発芽・生長に濃度依存的に異なる影響を与えることを目視で観察できる実験教材を開発した.その発展として,濃度変化に加えて抗菌薬を曝露する時間を変化させることで,種子植物の発芽・生長にどのような影響を及ぼしうるかを検討できる実験教材の開発を試みた.その結果,一定期間抗菌薬を曝露させると不可逆的に種子の発芽生長が抑制されるが,高用量の時はより短い時間の曝露で強い抑制が観察された.これは,種子発芽・生長実験系を利用して化学物質の環境影響を多角的に検討する実験を実施することが可能であることが示され,多様な環境教育のニーズに対応できるようになった.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会年会論文集
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日本科学教育学会年会論文集 44 (0), 595-598, 2020
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391412326429347072
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- NII論文ID
- 130007945671
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- ISSN
- 24332925
- 09134476
- 21863628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可