母子の抱きにおける生態心理学的研究─道具とコミュニケーションに着目して─

書誌事項

タイトル別名
  • Ecological Psychological Study on the Practice of Mother Holding Her Child with Focus on Tools and Communication
  • 母子の抱きにおける生態心理学的研究 : 道具とコミュニケーションに着目して
  • ボシ ノ ダキ ニ オケル セイタイ シンリガクテキ ケンキュウ : ドウグ ト コミュニケーション ニ チャクモク シテ

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抄録

<p><tt>本研究では初めての子育てをしている母とその生後</tt>2 <tt>カ月の子</tt>10 <tt>組を対象に</tt>, 2 <tt>種類の抱っこ紐を使用して立位及び歩行する場面を設定した</tt>. <tt>抱き状態での立位と</tt>180 <tt>秒間の歩行を行い</tt>, <tt>その様子を観察した</tt>. <tt>観察の結果は抱き姿勢と掌のふるまいについて特徴ごとにまとめた</tt>.<tt>結果</tt>, <tt>構造的な性質を持つ抱っこ紐では母の上肢による探索的な動きが継続的にみられた.布で巻き付ける抱っこ紐では探索行為はほとんど確認されない一方でタッピングがより多く生起した</tt>. <tt>この結果により抱っこ紐使用時にも子にかかわりを持とうとする親は</tt>, <tt>抱っこ紐によってふるまいを変えていることが示された</tt>.</p>

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