圃場対策および育苗対策の組み合わせによるキャベツ根こぶ病の防除

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タイトル別名
  • Control of Cabbage Clubroot by Combination of Field and Nursery Measures

抄録

<p>アブラナ科野菜根こぶ病の防除対策として,フルスルファミド粉剤等の土壌混和殺菌剤の処理や,転炉スラグ施用による土壌pH改良(目標pH 7.5)が有効とされるが,本病多発圃場においては,これらの単独処理では被害軽減効果が不十分な場合がある.そこで,キャベツ根こぶ病多発圃場において,圃場対策と育苗対策の組み合わせによる相乗効果を検討した.その結果,圃場への転炉スラグ処理(目標pH 7.5)に加えて,転炉スラグの育苗土処理(目標pH 7.5)や,シアゾファミド水和剤のセルトレイ灌注処理を組み合わせた場合のほか,圃場へのフルスルファミド粉剤処理とシアゾファミド水和剤のセルトレイ灌注処理を組み合わせた場合に被害軽減効果が高く,収穫率の向上につながると考えられた.以上から,アブラナ科野菜根こぶ病多発圃場においては,実施可能な圃場対策と育苗対策をそれぞれ選択し,組み合わせて利用することが有効と考えられた.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1391412881267481728
  • NII論文ID
    130007957631
  • DOI
    10.11455/kitanihon.2019.70_49
  • ISSN
    21854114
    21854149
    0368623X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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