地理・気象データを使用した鉄道用レール温度予測法

  • 浦川 文寛
    鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部 軌道力学
  • 渡辺 勉
    鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部 軌道力学

書誌事項

タイトル別名
  • RAIL TEMPERATURE PREDICTION METHOD USING GEOGRAPHICAL AND METEOROLOGICAL DATA

説明

<p>軌道座屈防止のためにはレール温度管理が重要である.地物の陰がレール温度に及ぼす影響を明確化し,レール温度管理に反映させるため,地理データと気象データからレール温度分布を予測する手法を新たに提案した. 実軌道にてレール温度分布を測定し,予測値と比較した結果,提案手法により,日陰と日向,気象条件の差を含むレール温度分布を,冬と夏の両方で再現できることを実証した.また,最高レール温度を誤差 2℃以下で予測できた.さらに,提案手法を実軌道に適用し,夏季の予想最高レール温度を試算した結果,現行の管理では場所によらず一様なレール温度分布を仮定しているが,地物の影響等により最高レール温度が 2℃以上低下する区間が,今回計算対象とした区間の中で 16%,3℃以上低下する区間が 9%存在することが分かった.</p><p></p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

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