成人片側性鼠径ヘルニアに対するtransabdominal preperitoneal repair（TAPP）法における鼠径床浸潤麻酔による鎮痛効果の前向き比較研究
書誌事項
- タイトル別名
-
- Prospective study of the Usefulness of Infiltration Anesthesia Under the Inguinal Floor for Transabdominal Preperitoneal Repair of a Primary Unilateral Adult Inguinal Hernia
この論文をさがす
抄録
<p>目的：transabdominal preperitoneal repair（TAPP）法における鼠径床に対する浸潤麻酔の鎮痛効果を前向きに検討した．</p><p>方法：2018年８月より2019年４月までの成人片側性鼠径ヘルニアに対してTAPP法を行った104例をロピバカインによる浸潤麻酔を付加した群（IA群）と付加しない群（Non-IA群）の２群に単純ランダム割付を行った．術後１，14病日に患側鼠径部痛と創部痛を術後14病日に患者満足度をvisual analog scale（VAS）で評価した．</p><p>結果：１，14病日患側鼠径部痛，創部痛VASスコア，術後鎮痛剤追加使用回数，14病日満足度VASスコア，手術時間，出血量，術後在院日数においてIA群とNon-IA群の両群間で有意差を認めなかった．</p><p>結語：TAPP法における鼠径床に対するロピバカインの浸潤麻酔は，鼠径部痛に対して明らかな鎮痛効果を認めなかった．</p>
収録刊行物
-
- 日本外科系連合学会誌
-
日本外科系連合学会誌 44 (5), 871-877, 2019
日本外科系連合学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1391693801397035904
-
- NII論文ID
- 130007932378
-
- ISSN
- 18829112
- 03857883
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可