Stage Ⅳ進行胃癌の異時性孤立性脾転移に対して脾臓摘出術を施行した1例

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  • A Resected Case of Metachronous Splenic Metastasis from Stage Ⅳ Gastric Cancer

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<p>症例は50歳男性.胃癌Stage Ⅳ(傍大動脈リンパ節,左鎖骨上窩リンパ節転移)に対し,S-1+Oxaliplatinを9コース施行した.リンパ節転移の消失・縮小を得て,開腹胃全摘術D2-No.10+No.16郭清を施行した.病理検査ではypT3N0M0,ypStage ⅡAであった.術後補助化学療法としてS-1を1年間内服した.術後1年目に腹部CTで孤立性脾臓転移を指摘,Capecitabin+Oxaliplatin療法を1コース,Paclitaxel+Ramcirumab療法を8コース施行してSDであった.根治切除可能と判断され開腹脾臓摘出術を施行した.術後補助化学療法としてPaclitaxel+Ramcirumab療法を行い,その後無再発生存で経過している.Stage Ⅳ胃癌に対するConversion Surgeryについて検討を行う上で参考になる1例と考えられた.</p>

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