B型肝炎ウイルスの感染機序と創薬
この論文をさがす
抄録
B型肝炎ウイルス(HBV)治療薬のラインナップはインターフェロン製剤と核酸アナログ型逆転写酵素阻害薬に限られており、その選択肢は驚くほど少なく、さらにそれらによるHBV感染の完全なる治癒は難しい。そのため新規治療薬の開発が強く望まれるものの、その開発研究は思うように進んでこなかった。本稿では、これまでHBV治療薬開発の妨げとなっていた主な要因、またそれを克服することにより近年急激に加速してきた感染機構の解析や創薬研究を紹介する。B型肝炎創薬研究は、まさにこれからである。
収録刊行物
-
- ファルマシア
-
ファルマシア 56 (12), 1079-1083, 2020
公益社団法人 日本薬学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1391693801398156288
-
- NII論文ID
- 130007948621
-
- ISSN
- 21897026
- 00148601
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可