急性期病棟における転倒・転落アセスメントシートの改訂と潜在ランク理論を用いた危険度の分類

  • 田村 俊太郎
    公立藤岡総合病院 リハビリテーション室 群馬大学 保健学研究科 基礎保健学ユニットリハビリテーション領域
  • 小林 真
    公立藤岡総合病院 リハビリテーション室
  • 斉藤 康行
    公立藤岡総合病院安全管理センター
  • 朝倉 智之
    群馬大学大学院 保健学研究科
  • 臼田 滋
    群馬大学大学院 保健学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Revision of Fall Assessment and Classification of Risk in Acute Care Wards Using Latent Rank Theory
  • キュウセイキ ビョウトウ ニ オケル テントウ ・ テンラク アセスメントシート ノ カイテイ ト センザイ ランク リロン オ モチイタ キケンド ノ ブンルイ

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説明

<p>〔目的〕転倒・転落アセスメントシートを妥当性と簡便さを備えた評価へと改訂すること.〔対象と方法〕1309人の入院患者を対象とした.転落アセスメントシートと転倒の有無からリスク因子の抽出と重みづけを行い,改訂転倒・転落スコアを算出し,その予測精度求めた.改訂スコアに対しては潜在ランクによる危険度の分類を行った.〔結果〕転倒の因子は39項目から7項目となった.予測精度は従来のスコアが感度88.5%,特異度43.0%,Area under the curve(AUC)0.700であり改訂スコアが感度65.6%,特異度71.0%,AUC 0.718であり潜在ランクごとの転倒数には有意差が認められた.〔結語〕改訂スコアによる転倒予測と,潜在ランク理論による危険度の分類は妥当である.</p>

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参考文献 (9)*注記

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