耳川におけるダム通砂が土砂動態及びアユ現存量に及ぼす影響の検討

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY ON INFLUENCE OF SEDIMENT DYNAMICS AND AYU BIOMASS BY SEDIMENT SLUICINGIN MIMIKAWA RIVER

抄録

<p> 国内初の 3 連ダム通砂が実施される宮崎県の耳川を対象として,UAV-SfM/MVS解析を用いた通砂による河川中の土砂動態の解明と,環境DNAを用いた通砂による生態系への影響の評価・検討を行った.</p><p> UAVによる河川写真測量の際に問題となる水域部に対してArcGISと屈折補正係数を使用して補正計算を行うことによって水域部を含めたダム通砂による地形変化を把握した.また,通砂によってダム下流域の土砂輸送が活性化し,ダムの直下では河床が洗堀傾向にあるが下流に行くにつれて堆積傾向にあることが明らかとなった.さらに,ダムの通砂による河床変動の活性化に伴って,下流域におけるアユの環境DNA濃度が増加し,アユの生物量が増加している可能性が示唆された.</p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ