筑後川の捷水路と旧蛇行部の治水・利水の効果に関する水理学的検討

書誌事項

タイトル別名
  • A HYDRAULIC STUDY ON THE EFFECTS OF FLOOD CONTROL AND WATER USE OF CUT-OFF CHANNELS AND OLD MEANDERING PARTS OF CHIKUGO RIVER

抄録

<p> 筑後川では戦国・江戸時代以降,洪水疎通能力を高める目的で蛇行部を直線化する捷水路が作られた.我が国最大の干満差を有する有明海の潮汐の影響を受ける筑後川下流域では,捷水路建設後も筑後川に合流する支川はいずれも旧蛇行部にまず流入し,その後,本川に流れ込んでいる.しかしながら,旧蛇行部を残して支川をここに合流させるシステムの目的や効果はよく分かっていない.</p><p> 本研究では,旧蛇行部を含めた筑後川下流域の一次元不定流解析及び二次元氾濫解析を行い,捷水路と旧蛇行部,流入支川群などを含めた当該流域の治水・利水の効果を水理学的に検討した.その結果,有明海の潮汐の影響を受ける地域と受けない地域においてそれぞれ特有の治水・利水の効果が見られた.</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ