残留キレートに対する活性炭処理の適応性
書誌事項
- タイトル別名
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- Adaptability of activated carbon treatment to residual chelate
説明
<p>最終処分場に処分される廃棄物に占める焼却残渣は85%を超えている。飛灰には最終処分場に廃棄する段階において安定化処理が義務づけられており、我が国ではキレート剤等が主流となっている。これまでの研究で、キレート剤は硝化阻害物質であり、有機成分や窒素成分を高濃度に含有し、その成分が長期にわたり溶出することが指摘されている。残留キレートを化学的に酸化分解する手法については、筆者らが促進酸化法やオゾン酸化により分解できることを確認しているが、キレート剤由来のCODや窒素は除去が困難であることが確認されている。今回、浸出水処理で一般的に用いられている活性炭処理について水処理用粒状活性炭2種を用いて吸着実験を実施した結果、キレート由来の成分を処理する場合、石炭系活性炭が有効であることが示唆された。また残留キレートに対する活性炭の吸着平衡には、6hr以上を必要とすることも明らかとなった。</p>
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 31 (0), 369-, 2020
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391693801403487360
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- NII論文ID
- 130007948030
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可