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- 相馬 拓也
- 京都大学白眉センター(野生動物研究センター受入)特定准教授
書誌事項
- タイトル別名
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- Human Ecology of Daily Grazing and Pasture Land Use by a Nomad’s Community in Western Mongolia
抄録
<p>本調査は,アルタイ山脈に居住する西部モンゴル牧畜民の「日帰り放牧」を行動分析により視覚化・計数化し,家畜群コントロール技術と地域の草地利用の実態解明を目的としたフィールド調査の報告である.主要調査地のバヤン・ウルギー県ボルガン村ムンフハイルハン山麓の夏牧場2地点(SS1アルツタイ・ホロー/SS2ツンヘル・ノール)で,遊牧民世帯の日帰り放牧合計19日間に同行し,その行為と行動範囲を記録・観察した.フィールドワークからは,家畜群コントロールには3カテゴリー(物理・聴覚・投入)の行為により管理・介入する技術的側面を明らかとした.また,日帰り放牧が省力化する傾向があり,熱心な放牧が一部富裕層に限定されつつある現状が明らかとなった.</p>
収録刊行物
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- E-journal GEO
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E-journal GEO 15 (2), 374-396, 2020
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391694356246607744
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- NII論文ID
- 130007961342
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- ISSN
- 18808107
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可