神経線維腫症 1 型に合併したfibrous hamartoma of infancy の 1 例

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書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Fibrous Hamartoma of Infancy with Neurofibromatosis Type 1

抄録

<p>神経線維腫症 1 型(NF1)の 1 歳男児。生後 4 ヶ月頃より右腰背部に皮下腫瘤を認め,精査加療目的に当科紹介となった。腫瘤は 30×30 mm 大の弾性軟,黒色の軟毛を伴っており下床との可動性は良好であった。なお,背部にはカフェオレ斑や異所性蒙古斑も存在し sutton 現象を伴っていた。切除生検の結果,fibrous hamartoma of infancy(以下 FHI と略す)の診断であった。FHI とは線維組織,未分化間葉系細胞,成熟脂肪組織の 3 要素で構成される境界不明瞭な良性軟部腫瘍である。軟毛を伴った FHI や,NF1 に合併した FHI は報告例が少なく,NF1 に合併する他の間葉系腫瘍との鑑別は重要となる。 (皮膚の科学,19 : 197-201, 2020)</p>

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 19 (3), 197-201, 2020

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1391975276376963328
  • NII論文ID
    130007931030
  • DOI
    10.11340/skinresearch.19.3_197
  • ISSN
    18839614
    13471813
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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