サンゴ礁海岸における海面上昇による汀線後退量の簡易推定法と小島嶼国での影響検討

  • 大中 晋
    日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 交通・都市事業部 港湾空港部
  • 芹沢 真澄
    海岸研究室(有)
  • 宇多 高明
    (一財) 土木研究センター
  • 市川 真吾
    日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 交通・都市事業部 港湾空港部
  • 森 智弘
    日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 交通・都市事業部 港湾空港部
  • 粟津 裕太
    日本工営(株)コンサルタント海外事業本部 交通・都市事業部 港湾空港部

書誌事項

タイトル別名
  • A METHOD TO PREDICT SHORELINE RECESSION DUE TO SEA LEVEL RISE ON CORAL REEF BEACHES AND ITS IMPACT IN SMALL ISLAND COUNTRY
  • サンゴショウカイガン ニ オケル カイメン ジョウショウ ニ ヨル テイセン コウタイリョウ ノ カンイ スイテイホウ ト コジマショコク デ ノ エイキョウ ケントウ

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抄録

<p> サンゴ礁起源の砂礫が堆積して形成された低平かつ狭小な小島嶼国では,気候変動に伴う海面上昇による国土の減少や,海岸災害リスクの増加が懸念されている.小島嶼国における個々の島は,それぞれ異なる地形や外力条件を有するため,これらの影響を簡便に評価できる手法が望まれる.そこで高度な数値計算を行うのではなく,現地で得られる基本的な諸元のみを用いて海面上昇による汀線後退量を簡易的に推定する方法を考案した.この算定式を用い,モルディブの海岸を事例として海面上昇による海浜断面変化と汀線後退量を推定し,異なる大きさの島に対する国土減少に及ぼす影響,さらに現在海岸侵食が進行中の海岸において,海面上昇を考慮した場合の今後の汀線後退に及ぼす影響について明らかにした.</p>

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参考文献 (4)*注記

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