廃棄太陽光パネルのリサイクルシステム構築に向けて

  • 野田 松平
    (公財) 福岡県リサイクル総合研究事業化センター プロジェクト推進班

書誌事項

タイトル別名
  • Endeavoring to Create a PV Recycling Scheme Encompassing a Waste Panel Take-back System
  • ハイキ タイヨウコウ パネル ノ リサイクル システム コウチク ニ ムケテ

この論文をさがす

説明

太陽光発電設備の大量導入が進み,寿命に到達して大量のパネルが廃棄されはじめるとされる2030 年代が来る前に,九州では 2020 年度に点検・保守により交換される廃棄パネルが年間約 200 ton (2 MW に相当) に上ると推計されている。われわれは,その廃棄パネルのリサイクルを推進すべく,2018 年「福岡県太陽光発電 (PV) 保守・リサイクル推進協議会」を設立し,廃棄パネル回収システムを含む「廃棄パネルリサイクルシステム」の構築を始めた。現在,クラウドを通して会員間で情報を共有し,IoT を活用した効率的回収を目指す「スマート回収支援システム」を開発中である。実証試験により本システムの有効性を確認した後,2020 年度には電子マニフェストとの連携も可能とし,本システムの充実化を図る。ここで重要なことは,本リサイクルシステムの持続性であり,そのためには前記協議会が自立して持続可能な機関になる必要があり,並行して自立化のための独自技術開発を始めたところである。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ