区単位での廃棄物管理の導入から定着までのプロセスに関する事例研究—バングラデシュ国ダッカ市とスーダン国ハルツーム州の比較を通じて—

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タイトル別名
  • Comparative case study on introducing a Ward-Based Approach in urban solid waste management -Case studies in Dhaka, Bangladesh and Khartoum, Sudan-

抄録

<p>バングラデシュ国ダッカ市とスーダン国ハルツーム州では、大都市行政の廃棄物管理手法である区単位での廃棄物管理の仕組みが導入されている。両都市の事例研究、特に導入から定着までのプロセスの比較を通じて、区単位での廃棄物管理手法の他都市への適用可能性やその条件について考察した。結果として、地域や文化、社会状況、収集方法、廃棄物管理の実施主体などが異なる都市でも、区単位の廃棄物管理手法の適用可能性があることが分かった。また、他都市への展開にあたり、①区の人口規模(7-10万人程度)、②導入期における組織化と上位計画での位置づけ、③現場レベルの廃棄物管理の中心となる地域拠点の建設、④キーパーソンの存在、が重要であることが分かった。キーパーソンは上級職員の場合も現場職員の場合もある。今後、キーパーソンへの動機づけや内在化プロセスの更なる分析が必要である。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1391975276380157440
  • NII論文ID
    130007947959
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.31.0_139
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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