マコガレイの視感度特性の成長変化

  • 柴田 玲奈
    国立研究開発法人水産研究・教育機構水産工学研究所 東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科
  • 宇都 康行
    千葉県水産総合研究センター東京湾漁業研究所
  • 石橋 賢一
    元千葉県銚子水産事務所

書誌事項

タイトル別名
  • Developmental change of visual spectral sensitivity with growth of marbled flounder <i>Pseudopleur</i><i>onectes yokohamae </i>
  • マコガレイ ノ シ カンド トクセイ ノ セイチョウ ヘンカ

この論文をさがす

抄録

<p>マコガレイの稚魚,未成魚,成魚の分光視感度特性を調べるために,暗順応した供試魚の眼球から網膜電図(ERG)を記録した。得られた ERG のデータを Stavenga et al.(1993)のテンプレートに当てはめ分光応答曲線を求めた。稚魚,未成魚,成魚における最大応答波長はそれぞれ531 nm,524 nm,515 nm であり,すべてのステージで緑に感度が高いことが示された。マコガレイ稚魚は浅瀬に生息し,成長とともに生息水深が深くなる。分光感度ピーク波長が成長とともに短波長側にシフトすることは,生息水深の光環境への適応と推測された。</p>

収録刊行物

  • 水産増殖

    水産増殖 67 (4), 313-318, 2019-12-20

    日本水産増殖学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ