茨城県桜川市の里山林におけるカスミザクラ(<i>Cerasus leveilleana</i> (Koehne) H.Ohba)及びヤマザクラ(<i>C. jamasakura</i> (Siebold ex Koidz.) H.Ohba)の更新特性

書誌事項

タイトル別名
  • Regeneration patterns of <i>Cerasus leveilleana</i> (Koehne) H. Ohba and <i>C. jamasakura</i> (Siebold ex Koidz.) H. Ohba in Satoyama forests of Sakuragawa City, Ibaraki Prefecture, Japan
  • 茨城県桜川市の里山林におけるカスミザクラ(Cerasus leveilleana (Koehne) H.Ohba)及びヤマザクラ(C.jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba)の更新特性
  • イバラキケン サクラガワシノサト サンリン ニ オケル カスミザクラ(Cerasus leveilleana (Koehne) H.Ohba)オヨビ ヤマザクラ(C.jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba)ノ コウシン トクセイ

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説明

<p>古くから桜の景観で知られる茨城県桜川市において,カスミザクラ及びヤマザクラの更新特性を調査した。筑波山系を中心に,12カ所の森林で毎木調査を行った。その結果,カスミザクラの幼木が多く記録され,ヤマザクラとあわせた2種の直径階分布が明瞭なL字型を示す更新良好地が3か所見つかった。また,胸高直径が9 cm以下の幼木個体数と森林特性との関係を,一般化線形混合モデルを用いて調べたところ,萌芽率が高い森林で幼木が多く生育する傾向にあった。萌芽率と幼木個体数との間に正の関係がみられたことから,短い周期での伐採を伴う里山管理は,桜の景観を保全する上で重要であると推測された。</p>

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