日本教職員組合における全面講和論の選択

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タイトル別名
  • The Evolution of the Japan Teachersʼ Unionʼs Overall Peace Policy: Focusing on the Central Executive Committeeʼs Deliberations
  • 日本教職員組合における全面講和論の選択 : 中央執行委員会内の議論に注目して
  • ニホン キョウショクイン クミアイ ニ オケル ゼンメン コウワロン ノ センタク : チュウオウ シッコウ イインカイ ナイ ノ ギロン ニ チュウモク シテ
  • 中央執行委員会内の議論に注目して

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抄録

<p> 日本教職員組合は、1949年暮れから50年前半にかけて全面講和の立場を選択していった。なぜ/どういう議論を経て、他の労働組合に先駆けて全面講和論を選び取ったのか。本稿はこの問いを、中央執行委員会の議論に沿いながら明らかにした。選択の過程では、平和運動方針案の作成が、教文部管轄―穏健派中執主導から、企画委員会管轄―急進派中執主導へと移行していた。すなわち、外部の動きを考慮した中央執行委員たちの平和運動論が、1950年代の日教組の平和運動の論理になっていったということである。</p>

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 87 (3), 329-341, 2020

    一般社団法人 日本教育学会

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