練馬区の都市農業の取組みと展開

書誌事項

タイトル別名
  • Efforts and Further Developments of Urban Agriculture in Nerima City
  • ネリマク ノ トシ ノウギョウ ノ トリクミ ト テンカイ

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抄録

<p>練馬区は生きた農業が都市生活に融合している都市である。江戸時代から,江戸の町に近い利便性を生かした近郊農業が営まれ,現在も,地の利を生かした多くの都市農業の取組みが進められている。住宅地に点在する農地は,まちづくりの歴史の中で,意欲ある農業者などの努力により必然的に残ってきたものである。農地と屋敷林が醸し出す農の風景は人々に潤いと安らぎを与え,農に関わる都市生活は真の豊かさをもたらす。今後,都市農地を保全する制度の確立と,都市農業が発展できるまちづくりの仕組みを早急に整備する必要がある。本報では,練馬区に息づく農の取組みを概観し,制度の変遷の歴史を踏まえつつ,現行制度の課題を提示すると同時に,練馬区の未来に向けた取組みを紹介する。</p>

収録刊行物

  • 農業農村工学会誌

    農業農村工学会誌 84 (11), 931-935,a1, 2016

    公益社団法人 農業農村工学会

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