低層リモートセンシングによる圃場の土壌情報モニタリング

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タイトル別名
  • The Monitoring of Soil Information within an Agricultural Field Using Low Altitude Remote Sensing
  • テイソウ リモートセンシング ニ ヨル ホジョウ ノ ドジョウ ジョウホウ モニタリング

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説明

<p>UAVなどの低層リモートセンシングは撮影に雲量の影響を受けず,圃場単位などの狭域の画像撮影に有効である。その実利用例として,空撮用無人ヘリコプタに搭載した光学センサを利用した可変施肥システムが挙げられる。具体的には光学センサ画像で圃場の窒素肥沃度をモニタリングし,その結果に基づいて可変施肥計画を立案する。本システムに対応する施肥機を利用し,テンサイに対する可変施肥試験を3圃場で行った結果,農家慣行区に比べ,可変施肥区で窒素施肥量の平均25%の減肥と糖量の平均9%増収を達成した。そのほか,低層リモートセンシングは降雨直後や降雨2日目などの限られた条件の画像取得が可能であり,それらの画像から,それぞれ浅礫区域や圃場排水の不均一性を把握することが可能であった。</p>

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