書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on the Behavior of Hexavalent Chromium in Hardened Cement using Ground Granulated Blast furnace Slag
説明
<p>コンクリート構造物を解体する際に発生するコンクリート殻は再生路盤材として利用されているが,保管中に炭酸化が進行することで,セメントクリンカー由来の六価クロムの溶出量が増加する場合がある。そこで本研究では,六価クロムの溶出抑制対策の一つとして高炉スラグ微粉末の有効性を溶出試験,X線吸収微細構造測定により評価した。その結果,高炉スラグ微粉末に含有する還元物質の影響により,水和の進行に伴い硬化体内の六価クロム量を減少させ,コンクリート殻からの溶出量も減少させることが可能であると確認された。また,他の還元物質と比較しても継続的に還元効果が維持されることから,高炉スラグ微粉末は六価クロム溶出対策として有効であると確認された。</p>
収録刊行物
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- コンクリート工学論文集
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コンクリート工学論文集 32 (0), 25-33, 2021
公益社団法人 日本コンクリート工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391975831235711488
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- NII論文ID
- 130007968882
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- ISSN
- 21862745
- 13404733
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可