書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Postoperative Intrapelvic Locally Recurrent Rectal Cancer in which Long-term Complete Response was Achieved after Chemoradiotherapy
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抄録
<p>直腸癌術後の骨盤内局所再発に対してCapecitabine+Oxaliplatin(CAPOX)を併用した化学放射線療法により臨床的complete responseが得られた1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.症例は67歳女性で,直腸Ra癌に対して低位前方切除術を施行した.術後9ヵ月経過した際に会陰部痛が出現したため腹部骨盤造影CT検査を施行したところ,骨盤底左側に48mm大の腫瘤を認め,局所再発と診断した.病変は周囲臓器への浸潤が疑われたため根治切除困難と判断して化学放射線療法を施行した.放射線療法(50Gy)+CAPOXを8コース施行した.化学放射線療法開始後5ヵ月目の腹部造影CTでは,再発巣は著明に縮小し軟部陰影として同定されるのみで,遠隔転移も認めなかった.骨盤内局所再発の診断から9年6ヵ月,化学放射線療法終了後から8年経過した現在も,転移再発を認めない.</p>
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 74 (2), 61-67, 2021
日本大腸肛門病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1391975831239345920
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- NII論文ID
- 130007976007
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可