車両重量調査結果のコンクリート舗装設計への適用に関する検討

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICATION OF VEHICLE WEIGHT INVETIGATIONS TO CONCRETE PAVEMENT SLAB THICKNESS DESIGN

抄録

<p> 本研究では,国土交通省が実施した車両重量調査結果をコンクリート舗装の版厚設計に適用するために,国内9箇所で計測したコンクリート版の温度計測結果を分析して温度応力が正負となる時間帯を求め,車両重量調査結果よりその時間帯に走行する大型車交通量と輪荷重別の通過輪数(輪荷重群)を抽出した.そして,これを用いてコンクリート版の疲労計算に及ぼす影響について検討した.その結果,車両重量調査で12時間毎に集計される輪荷重群は,温度応力が正負となる時間帯に合致しており,版厚設計に直接的に使用できることがわかった.一方で,現行の設計法にしたがって24時間の輪荷重群と大型車交通量の比率を使用した場合に求められるコンクリート版の疲労度は,12時間の輪荷重群を用いた場合に比べて大きく算定されることがわかった.</p>

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