文化的優位性とリンガフランカ(共通語)としての英語

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  • Cultural Dominance and English as a Lingua Franca

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抄録

本論文では,異文化間相互作用における相互作用の優位性の問題について論ずる。 本論文の基となっている研究の中で,観察対象となった会議中の言葉のやり取りを通じて,様々な背景を持つコミュニケーター間の文化的優位性が明らかとなった。この研究で力関係を調査することにより,会議で使用される言語(英語など)が,相互作用における力関係の非対称性を引き起こす主要な要因の1つであることが明らかになった。 言語的,優位性に基づくこの種の力関係の非対称性は,多様な背景を持つコミュニケーターの間で誤解,欲求不満,さらには不信を引き起こす可能性がある。 グループ内の力関係の不均衡を減らし,(グループ内の)より良い異文化間コミュニケーションスキルを上達させるために,効果的なコミュニケーションを妨げる可能性のある根底にある信念や態度に対処するよう,共通語(リンガフランカ)としての英語をどのように使用できるかを検討する。

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