1950年から1963年までの清家清の著作にみる伝統論

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  • 1950ネン カラ 1963ネン マデ ノ セイケ セイ ノ チョサク ニ ミル デントウロン

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説明

1950年から1963年までの清家清の伝統論において,最も多く主張された内容は,〈合理性に基づく伝統理解〉に関する内容であり,これに次ぐのが,〈形や様式による伝統継承への懐疑〉であった。両者は表裏一体の関係にあると考えられ,人間のための合理性を重視する思考に裏付けられたものと言える。また,「舖設」に関連して,〈最小または一室住居空間への関心〉が見られたが,その原型として捉えられていたのが,棟持柱によって成立するテントの空間であった。

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