日本の大学のオンライン英語コースにおける課題文のピア・コメント化

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  • Peer Commenting on Written Assignments for a Japanese University Online English Course

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抄録

本研究では,学習管理システムとビデオ会議システムを用いて,1年次の一般教養科目「ライティング」をプロセス・アプローチで学習しました。研究の中心となったのは,学習管理システムのブログツールに掲載される通常の宿題に学生がコメントする仕組みを導入したことです。このピア・コメントは,より伝統的な教師からのフィードバックやGrammarly ソフトウェアアプリケーションによる自動化されたフィードバックと組み合わされました。 3人の著者は,合計22グループの学生の指導に携わり,そのうち10グループを第一著者が担当しました。データ収集は,著者のうち2名が16のグループに対して,リッカート尺度による回答と自由形式の回答の両方を含むオンライン調査によって行いました。第一著者は,調査データを課題およびピア・コメントと三角測量しました。また,3人の著者は,学生のコメントをどのように授業に取り入れたか,またその革新性についての認識について議論しました。 データによると,ピア・コメントは教員と学生の双方から概ね肯定的に受け止められていることが分かりました。多くの生徒が読者を意識するようになり,文章やコメントを通じて互いにつながりを持ち,授業以外の時間にもコミュニケーションをとるようになりました。さらに,学生はよくできた課題から学び,互いに励まし合う方法を見つけることができました。しかし,LMS,学生,教師からのデータは,コメントが繰り返しになる可能性があることを示しており,コメントは,学生の反応を刺激する可能性が最も高い課題に的を絞る必要があることを示唆しています。

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