訪問看護師が終末期がん療養者の在宅看取りに向けて実践した看護

書誌事項

タイトル別名
  • Home-Visiting Nurses’ Practice for Terminal Cancer Patients Until End-of-Life Care at Home
  • ホウモン カンゴシ ガ シュウマツキ ガン リョウヨウシャ ノ ザイタク ミトリ ニ ムケテ ジッセン シタ カンゴ

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説明

<p>目的は,訪問看護師が終末期がん療養者の在宅看取りに向けて実践した看護を明らかにすることである.調査は,がん終末期看護を経験した訪問看護師を対象に,1事例を想起し退院から看取りに向けて実践した看護について半構造化面接法により実施した.分析は,質的記述的に類似性に基づきカテゴリー化した.分析の結果,看取りに向けて実践した看護は,【残された時間が少ないため必要十分な在宅移行の準備をする】【病状や不安に合わせ24時間対応する】【苦痛緩和に苦悩しながらも模索し続ける】【一人の人としてありのままを受容し向き合う】【最期まで生ききることを支える】【家族が役割を果たせるよう関わる】【旅立ちまで家族と過ごせるよう支援する】【多職種と死亡後の対応を調整する】であった.訪問看護師は,終末期がん療養者の在宅看取りに向けて,短期間に環境を整え,最期まで生ききれるよう支え,死亡後の対応も含め援助していると示唆された.</p>

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