書誌事項
- タイトル別名
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- カンコウ レッシャ ニ ヨル アカジ ロセン カッセイカ ノ カノウセイ : アタラシイ リヨウ カチ ・ ヒリヨウ カチ ノ ケントウ
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抄録
本研究では、赤字路線活性化の可能性について、沿線居住者中心の「局地的視点」にとどまらず、沿線外居住者を考慮した「広域的視点」に着目して考察した。まず、クラウドファンディングによる鉄道の非利用価値推計について検討し、嵯峨野観光鉄道の事例から、調達資金の多くが非利用価値である可能性を示した。次に、直接利用価値の観点から観光列車導入の試算を行い、数千万円から1億円程度の年間収益を実現できることが分かった。これらは、これまで計測されなかった新しい利用価値・非利用価値といえる。赤字路線の存廃・活性化の検討にあたり、こうした新たな価値により一層着目すべきである。
収録刊行物
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- 交通学研究
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交通学研究 66 (0), 55-62, 2023-03-31
日本交通学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581148795284864
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- NII書誌ID
- AN00084008
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- ISSN
- 24346179
- 03873137
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- NDL書誌ID
- 032772952
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可