ウマ胎盤抽出物による皮膚の抗炎症および抗酸化作用

  • 森脇 翔吾
    岡山理科大学 工学部 バイオ・応用化学科
  • 高渕 政文
    岡山理科大学 工学部 バイオ・応用化学科
  • 鶴田 純将
    岡山理科大学 工学部 バイオ・応用化学科
  • 小澤 俊幸
    大阪公立大学大学院 医学研究科 薬物生理動態共同研究部門
  • 平野 栄一
    株式会社日本生物製剤 メディカルアフェアーズ部
  • 安藤 秀哉
    岡山理科大学 工学部 バイオ・応用化学科

書誌事項

タイトル別名
  • The Effect of Equine Placental Extract on Anti-inflammatory and Anti-oxidant Activity of the Skin
  • ウマ タイバン チュウシュツブツ ニ ヨル ヒフ ノ コウエンショウ オヨビ コウサンカ サヨウ

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説明

ウマ胎盤抽出物(ePE)の表皮角化細胞に対する抗炎症および抗酸化作用を検証した.ePEは紫外線UVB照射後に角化細胞から放出される炎症性サイトカインTNF-αとIL-6のmRNAレベルを減少させた.また,抗酸化酵素群の発現促進と炎症を抑制する転写因子Nrf2を活性化し,抗酸化酵素HO-1のmRNAレベルを増加する作用も認められた.これらの結果より,ePEはNrf2の活性化を介して表皮角化細胞の抗酸化システムを活性化させ,紫外線誘導炎症を抑制する作用をもつことが示唆された.

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

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